世界選手権in北京④

2016年3月22日23日(4日目、5日目)



予選リーグの2戦目。




相手は世界ランキング20位のスウェーデンの選手。

相手も初戦を勝っているので、お互いが予選リーグを突破するためには勝つことが重要な1戦。ここで勝つことで気持ち的には後が楽になる。




初戦を終えて会場の雰囲気にも少し慣れてきたのか、落ち着いて試合をすることはできた。相手のボールの特徴を考えながら焦らずポイントを重ねて確実に勝つ意識で戦い、3エンド目が終了時点で3対0。4エンド目の最後の投球をミスし1点をとられ、3対1で勝利。







予選リーグの3戦目。




相手は世界ランキング46位のドイツの選手。

この試合次第で1位通過かが決まり、既に2敗しているため、相手は予選リーグ4位は確定。これまでの2試合の相手と比べると格下だが、自分は毎度こういった相手に弱く負けやすい。




相手のジャック、Vゾーンの内ギリギリで1メートル80センチの短距離。ここで焦らず1点先取。だが2エンド目もいまいち流れ悪く1点しかとれず。

3エンド目、相手のジャックは6メートル。寄せ合いからも若干自分が押され気味。相手の次に投げるボールがあそこに置かれたら嫌だな…と思った時に投球したボールがコースも強弱もバッチリだったが、相手のアシスタントがライン踏んでいた。その瞬間に線審にアイコンタクトして気づかせ、相手はファール。

ただここからが疲れた。。何がファールで、線審がどんな状況だったかを説明しているが、何を言っているのかまったくわからない。

近くのコート外にいた日本のコーチに通訳をよんできてもらい、だけど「通訳を入れてください」と自分が審判に伝えなければいけないが、その英語がわからない(汗)

とりあえず状況はなんとなくで理解でき、3エンド目は無効でやり直し+ファールによる2球を加え自分は8球で勝負。

相手ジャックの距離は6メートル

相手はファールにより動揺していて初球を寄せられず、自分が逆にしっかり寄せてその後も8球使える戦いを考えて3点勝ち。最終的に5対1で勝利したが、凄く疲れた戦いで4エンド目はかなり集中力に欠けていた。











予選リーグ1位通過が決定した☆







今日の学んだこと&気づいたこと↓




・国際大会に挑む上で1番覚えておいた方が良い言葉は「translator please」かも




・日本に帰ったらスピードラーニングをやり始めたほうがいいんじゃないかなと思うほど英語が話せたらいいなと思った




・ほとんどの選手がコートの縮図を作って距離がわかるようにメモなどを目に付くとこに置いて戦っていた(自分はこれをやるのは恥ずかしいと勝手に思っていてボッチャを始めた当初に覚えた)




・当然にどの選手も国の代表として来ているのだから精度がそこまで高くない選手はいても何をしてくるかがわからず上手さはある。少しでも油断をすればミスをすれば負けにつながる。



高橋和樹

パラリンピック競技種目・ボッチャ BC3クラス

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