ワールドオープン カンザス
2017年10月1日
昨日、Bisfed 2017 KANSAS ワールドオープンを終えて帰国しました。
9月22日~30日までアメリカのカンザスシティへ。
現地ではほぼ全食がパン。出発時の機内食での吉野家の牛丼を食べ、その後は1食だけマジックライスを食べ、しばらく白米から離れた生活を送っていました(笑)
ワールドオープンは世界の各地区で年に1回ずつぐらい開催されます。
この大会へ出場し結果を残すことが世界ランキングを上げる重要ポイントの1つになります。
アジア地区でも開催されるのですが、今回は敢えて近いアジア地区ではなく遠いアメリカ地区への出場。
なぜ遠いアメリカ地区へ出場したかというとハイレベルのアジア地区よりも選手層の薄いアメリカ地区の方が結果を残しやすい=世界ランキングを上げやすいからです。
つまり、メダル獲得をすることが最低条件であり、そのために遠いアメリカ地区のワールドオープンに出場してきました。
日本と同様な考えで世界ランキングを上げるためにアメリカ地区以外から出場してきた国もありました。
大会結果は、ペア戦は銅メダル、個人戦は準々決勝で負け6位。
ペア戦はギリギリ最低限の結果を残しましたが、個人戦は最低条件を下回る結果です。
ちょうど1年前のリオパラで世界の強さを肌で感じ、5月に行われた香港大会で世界で戦うために何が必要かを感じ取り、その後は道具の改良を中心に練習に励んできました。
初めて世界で戦える道具やボールを準備し、自信をもって挑むことが出来ました。
個人戦の準々決勝、相手はオーストラリアの世界上位の選手。
前半は4対0で優位に進めていた中、後半の3エンド目に一瞬の気の迷いと勝利を意識してしまい攻め手をミスし、その1球から流れは相手へ変わり、4エンド目の最後の1球で逆転負け…
自分に勝った相手はそのまま勢いに乗り優勝しました。
試合を終え、アシスタントと共に試合映像を振返り、勝てた試合なだけにお互い悔しさを感じながらも、負けた事実から敗因は何なのか、相手選手と自分との違い、足りないものを振返りました。
今大会を挑むにあたり、これまでの課題を踏まえて自分自身の中でいくつかのテーマがありました。
結果は別として、そのテーマに対する課題克服が出来たこともあり、評価や自信に繋がったことはありました。
今大会で経験したこと、見えてきた課題は今後の2020年に繋がる重要なことで今経験できてよかったと捉えてもいます。
ただ、今回出場した理由は「世界ランキングを上げるため」です。
結果として香港大会に続いてベスト8で負け、世界ランキングが少し下がることは確定です。
日本代表として出場し目的を果たせなかった事実をしっかり受け止めなければと思っています。
日本と同じ考えで遠い場所から出場してきたオーストラリアは、ペア戦と個人戦ともにダブル優勝。
一気にランキングを上げ出場した目的をしっかり果たすことになり、そのまま更に世界ランキングを上昇させるため、明日から始まる次なるワールドオープンの出場へ向かいました。
世界上位の選手たち、力が互角や紙一重であるからこそ、勝負どころでの強さがとても重要になり勝敗を左右することに繋がることを実感しました。
自分には世界で戦う上でのこの「勝負強さ」が足りないことを今大会で痛感しました。
勝つ確率を上げるために必要な様々な要素を次の大会に向けて取り組んでいきます。
帰国するまでは後悔ばかりが頭の中をよぎっていましたが、帰国して頭の中も切り替わりました。
次こそは「金メダル獲得」とブログで報告できるように精進していきます!
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