第11回ボッチャ大会

2016年1月17日


第11回ボッチャ大会   チーム戦 → 優勝



2016年、初めての大会!

つまり日本チャンピオンになって初めての試合でもある。

この大会は3対3のチーム戦。



個人戦でないにしても、少なからず自分が日本選手権で優勝したことを知っている出場者もいるため、変な試合はできないなと今までにないプレッシャーがのしかかる(汗)



一緒にチームを組むのは高校生と19歳の若い二人。自分がキャプテンとしてチームをまとめ、2人に戦い方など指示を出さなければいけないのだが、チーム練習をしたのは大会前の1日だけ。

自分自身がチーム戦に出場したことが過去に1度しかないため、戦術や指示の出し方などわからないことが多く、1日のみのチーム練習では確実に不十分で不安を多く残したまま大会前の練習は終了。



大会当日に少し練習できればいいかなと思っていたが、大会タイムスケジュール等から当日練習もできず試合へ挑むことに!



それぞれの役割を確認し、まずは予選リーグ1回戦。



自分のキャプテンとしての戦い方が間違えたにもかかわらず、2人がしっかり役割を果たしてくれて、なんとか勝利!

続く予選リーグ2回戦も勝利!



予選リーグを2勝したため、昼食をとったら午後から決勝リーグへ。



決勝リーグ(準々決勝)は同じ埼玉ボッチャクラブのチームと対決。

ここでも自分以上に残りの2人がしっかり役割を果たしてくれて勝利!



準決勝は実力的には確実に相手チームの方が上。ただ個人の実力だけで勝負が決まらないのがチーム戦の良いところ。それぞれ微力ながら役割をしっかり果たし、相手のミスから自分たちの流れへしっかり持っていき、チーム力と運にも恵まれ勝利することが出来た。



そして決勝戦、誰がどう見ても相手チームの方が強いのはわかっている状態。

しかし、いざ試合が始まってみると今大会で1番とも言える位の力をそれぞれが発揮し、なんとか1エンド目は1点先制。

2エンド目もいい形で戦っていけたが、最後の最後で1点を取られ、タイブレイクへ突入。



今大会のタイブレイクは、各チームの代表1人がクロス(5メートル) に置くジャックへ1球勝負で寄せたほうが勝ち。



自分のチームはキャプテンである自分が代表、相手チームは日本選手権の決勝で戦ったKさんが代表。



1球のみのタイブレイクは先行が圧倒的に有利。コイントスで自分が先行になるが、ボールを変えてから全くと言っていいほどタイブレイクの練習をしていなく、めちゃくちゃ不安の中で投球。



自分が投げたボールは5メートルよりも30センチも短い距離で、決勝戦を観覧していた客席からは笑い声と相手チームの勝利が確信になった雰囲気へ。



相手のKさんは精度の高い選手の為、いつもであれば簡単に寄せて相手の勝利が決まるはずなのに、神様が自分のチームへ味方をしてくれて、相手ボールが曲がり、自分が投げたボールへ当たり、まさかのミスした自分のボールの方がジャックへ近くその瞬間に優勝が決まった!



おそらく自分のこのチームが優勝するとは予想してなかったんじゃないかと思うほど、正直、他のチームとの実力差はあった。

そんなチームが終わってみれば優勝することができ、大会前はチーム内でメダル獲得を目標にしてはいたが、内心は大会前の練習内容からも予選リーグ突破がやっとかなと感じていた中でもいたので、優勝できた事はとてもうれしい!



終わってみれば自分が頑張ったと言うよりも、2人が自分以上の役割を果たし戦ってくれたおかげです。





2016年の初戦を優勝と言う形で飾ることができたので、次は2月の関東大会、今年は日本選手権以上にレベルが高いと言われている大会だが、あと1ヵ月しっかり練習をして優勝を飾れるように練習していきます。


高橋和樹

パラリンピック競技種目・ボッチャ BC3クラス

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